ドスパラでPCを買おうとカスタマイズ画面を進めていたら、ふと目に飛び込んでくる「リカバリーメディア作成サービス」の文字。
価格は約8,000円。
「……これ、いるの?」
そう思いませんでしたか?
正直、その感覚は正しいです。だって8,000円って、安いUSBメモリなら10本買える金額ですよ。何に使うかもよくわからないオプションに、ポンと出せる額じゃない。
僕は以前、大手パソコン販売チェーンで3年間働いていました。店頭に立って、毎日PCを売る仕事です。正直に言います。あの業界には「不要なオプションを付けて売上を稼ぐ」文化が確かに存在します。過剰な延長保証、使いもしないソフトのバンドル、割高なセットアップ費用……。「お客さんのためじゃなく、店のノルマのために勧めてるな」と感じる瞬間は、何度もありました。
でも、リカバリーメディアだけは違ったんです。
実際に「PCが起動しなくなった」と青い顔で駆け込んでくるお客さんを、僕は何十人も見てきました。そのほとんどが、リカバリーメディアを持っていなかった。結果、修理預かりで1週間、費用は1万円以上。リカバリーメディアがあれば、自宅で30分〜1時間で解決できたかもしれないのに。
今は販売の現場を離れて、IT企業でインフラエンジニアをやっています。本業でサーバーのバックアップとリストアを毎日扱っている人間として断言しますが、リカバリーメディアは「保険」として基本的に用意しておくべきものです。
ただし、全員がドスパラの有料サービスを使う必要はありません。自分のスキルや予算に合った方法を選べばいい。
この記事では、リカバリーメディアとは何なのか、ドスパラの有料サービスの中身と料金、自分で無料で作る方法、そしてどっちを選ぶべきかの判断基準まで、販売店経験者×現役エンジニアの視点で全部お伝えします。
そもそもリカバリーメディアとは?初心者でもわかる基礎知識
リカバリーメディアとは「PCを初期状態に戻す復元用メディア」のこと
まず結論から。リカバリーメディアとは、ソフトウェアトラブルが発生したPCを正常な状態(購入時の初期状態)に戻すための復元用USBメモリのことです。
「ソフトウェアトラブル」って何?と思った方のために補足すると、例えばこんなケースです。
- Windowsのアップデートに失敗して、PCが起動しなくなった
- ウイルスに感染して、動作がめちゃくちゃになった
- よくわからないソフトをインストールしたら、おかしくなった
- 長年の使用で動作が重くなりすぎて、リセットしたくなった
こういう時にリカバリーメディアを使うと、PCが「買った直後の状態」に戻ります。いわば、PCの「タイムマシン」みたいなものですね。
ここで一つ、知っておいてほしい事実があります。
昔はメーカー製PCにリカバリーディスクが同梱されていました。箱を開けたら、CDやDVDが入っていた時代です。でも今は、Windowsに回復機能が搭載されたことで、メーカーはリカバリーディスクを同梱しなくなりました。
つまり、現在のPCでリカバリーメディアを手に入れるには、「自分で作るか、購入時にオプションで付けるかの二択」なんです。何もしなければ、何もない。これが今のPCの現実です。
リカバリーメディアが活躍する「もしも」のシナリオ
「でもさ、そんなトラブルそうそう起きないでしょ?」
そう思いますよね。僕もそう思ってた時期があります。
でも、本業でインフラの面倒を見ていると痛感するんですが、トラブルは「起きるかどうか」じゃなくて「いつ起きるか」の問題なんです。サーバーだって、クライアントPCだって、いつか必ず何かしらの不具合が起きる。それが明日かもしれないし、3年後かもしれない。でも「永遠に何も起きない」はあり得ません。
具体的にどんな場面でリカバリーメディアが必要になるか、整理してみましょう。
- Windowsアップデートの失敗 ── 大型アップデート後に画面が真っ暗、ロゴから先に進まない。意外と多い
- ウイルス・マルウェア感染 ── 怪しいサイトを踏んでしまい、PCの挙動がおかしくなった
- SSD/HDDの交換・故障 ── ストレージを新品に換装した後、OSを入れ直す手段が必要
- システムファイルの破損 ── 何かの拍子にWindowsの重要ファイルが壊れて起動不能に
- 長期使用による動作の重さ ── 何年も使ったPCをスッキリ初期化したくなった時
普段は全く出番がない。でも、いざという時に「ないと詰む」。それがリカバリーメディアです。
車の任意保険と同じですね。事故を起こさなければ保険料は「無駄」に見える。でも、事故った瞬間に「入っててよかった」と心の底から思う。リカバリーメディアは、PCにとっての任意保険だと思ってください。
【超重要】リカバリー ≠ データ復旧!勘違いすると泣くことになる
ここ、めちゃくちゃ大事なので太字で書きます。
リカバリーは「PCを初期状態に戻す」操作です。あなたの写真、ドキュメント、ゲームのセーブデータ、全部消えます。
「リカバリーメディアがあればデータも戻る」と勘違いしている方が、本当に多いんです。販売店時代にも、リカバリーした後に「え、写真が全部消えてるんですけど!?」と血相を変えて問い合わせてくるお客さんを何人も見ました。
リカバリー = PCを「買った時の状態」に戻す操作。つまり、買った後に自分で保存した写真やファイルは、なかったことになります。
Yutoえ、じゃあゲームのセーブデータも消えるの!?マジかよ……



消える。だからリカバリーメディアとは別に、日頃から大事なデータは外付けHDDやクラウドにバックアップしておけ。これは全員に言える鉄則だ
リカバリーメディアは「PCのシステムを復旧するためのもの」、データバックアップは「個人のファイルを守るためのもの」。この2つは完全に別物です。両方揃えて初めて、万全の備えになります。
ドスパラのリカバリーメディア作成サービスの中身と料金
サービスの内容 ─ Acronis True Imageによるイメージバックアップ
ドスパラのリカバリーメディア作成サービスは、ただの回復ドライブとは違います。
このサービスでは、Acronis(アクロニス)社のTrue Imageというイメージバックアップソフトを使用しています。Acronisは、バックアップ・復元ソフトの世界では老舗中の老舗で、企業のサーバーバックアップにも採用されている実績のある会社です。
ぶっちゃけ、僕は本業でもAcronisの製品に触れる機会があるんですが、業務用として信頼されているツールがコンシューマー向けサービスにも使われているのは、かなり安心感があります。
で、具体的に何がすごいかというと……
- PC全体を丸ごとイメージバックアップ:OSだけでなく、ドライバー、初期設定、Windows Updateの適用状態まで含めてバックアップ
- 初期設定が完了した状態で復元される:復旧後にWindows初期設定(言語選択、アカウント設定、利用規約への同意など)をやり直す必要がない
- Windows Updateも適用済みの状態で戻る:復旧後に延々とアップデートを待つ必要がない(Windows標準の回復ドライブだと、ここが地獄になる)
Windows標準の回復ドライブで復元すると、PCは「本当の初期状態」に戻ります。初期設定前の、あの「こんにちは! 地域を選んでください」の画面からやり直しです。そこからWindows Update、ドライバーのインストール、各種設定……。正直、半日潰れます。
ドスパラのサービスだと、その手間がごっそり省ける。この差は、実際にトラブルに遭った時に身に沁みますよ。
料金プラン ─ 単体購入よりセットがお得
ドスパラのリカバリーメディア作成サービスの料金は、以下の通りです。
| プラン | 料金(税込目安) | 内容 |
| リカバリーメディア単体 | 約8,000〜8,800円 | Acronis True Imageによる復元用USBメモリの作成 |
| 初期設定代行コース+USBメモリセット | 約9,300円 | 初期設定の代行+リカバリーメディアの作成がセット |
注目してほしいのは、初期設定代行+リカバリーメディアのセットが約9,300円という点です。リカバリーメディア単体で8,000円以上するのに、わずか1,300円程度の差額で初期設定の代行まで付いてくる。
PC初心者で「初期設定もちょっと不安…」という方には、このセットがコスパ的に最もお得な選択肢です。



購入者の約40%が利用しているって、けっこう高い割合ですね



そうだな。10人中4人が「必要」と判断しているわけだ。逆に言えば、6割は付けていない。自分で対処できる人も多いってことだな
※料金は時期やキャンペーンによって変動する可能性があります。最新の価格はドスパラ公式サイトでご確認ください。
ドスパラの有料サービス vs 自分で作る回復ドライブ ─ どっちを選ぶ?
比較表で一目瞭然!両者の違いをまとめてみた
「ドスパラの有料サービスと、自分で作る回復ドライブ、結局何が違うの?」という疑問に、一発で答えます。
| 比較項目 | ドスパラ有料サービス | Windows標準 回復ドライブ(自作) |
| 費用 | 約8,000〜8,800円(セット約9,300円) | 無料(USBメモリ代のみ) |
| 使用ツール | Acronis True Image | Windows標準機能 |
| 復元される状態 | 初期設定完了済み+Windows Update適用済み | Windows初期状態(初期設定前) |
| 復旧後の手間 | 少ない(すぐ使える状態で復元) | 多い(初期設定・アップデートをやり直し) |
| 作成の難易度 | なし(プロが作成) | やや手間がかかる(1〜2時間) |
| 作成失敗のリスク | ほぼゼロ(ベテランスタッフが作成) | あり得る(USBの不良・作成中のエラー等) |
| 復元範囲 | 広い(OS+ドライバー+設定を丸ごと) | OS部分のみ(ドライバー等は再インストール) |
一言でまとめると、ドスパラのサービスは「お金を払って手間と安心を買う」、自作の回復ドライブは「手間をかけてお金を節約する」です。どちらが正解かは、あなた次第。
ドスパラの有料サービスを選ぶべき人
以下に当てはまる方は、購入時にドスパラの有料サービスを付けておくのがおすすめです。
- PC初心者で、「回復ドライブ」と聞いてもピンとこない方
- 自分で回復ドライブを作る手間や失敗リスクを避けたい方
- 万が一のトラブル時に、復旧後の再セットアップの手間を最小限にしたい方
- 「8,000円で安心が買えるなら安い」と感じる方
特にPC初心者の方は、購入時に初期設定代行セット(約9,300円)で付けてしまうのがベストです。後から「やっぱり作っておけばよかった」と後悔しても、ドスパラの有料サービスは基本的に購入時のオプション。後から頼もうとすると、店舗への持ち込みが必要になる場合があります。
販売店時代の経験から言わせてもらうと、「迷っているならとりあえず付けておく」が、このオプションに限っては正しい判断です。使わずに済めばラッキー。使う事態になった時、8,000円で済んだことに感謝するはずです。
自分で回復ドライブを作ればOKな人
一方、以下に当てはまる方は、ドスパラの有料サービスなしでもいけます。
- Windows標準の回復ドライブ作成手順を問題なくこなせるスキルがある方
- 復旧後にWindows初期設定やWindows Updateを一からやり直す手間が苦にならない方
- Windowsのクリーンインストールメディアを自作できるレベルの中〜上級者
- 「8,000円を節約したい」が最優先の方
ただし一つだけ注意。「自分で作れる」と「実際に作った」は別物です。
「有料サービスは不要、自分で作る」と決めたなら、必ずPCが届いたらすぐに回復ドライブを作成してください。「今度やろう」で半年放置して、その間にトラブルが起きたら……。保険に入ったつもりが、証書を受け取り忘れてるのと同じです。



うわ、それ俺やりそう……。「あとでやる」って言って絶対やらないタイプ



そういう自覚があるなら、素直に有料サービスを付けておけ。自分の性格に合った選択をするのが一番賢い
自分で回復ドライブを作る方法【Windows 10/11対応】
「よし、自分で作る!」と決めた方のために、回復ドライブの作成手順を解説します。Windows 10でもWindows 11でも、基本的な流れは同じです。
用意するもの
- 32GB以上のUSBメモリ(中のデータはすべて消えるので、新品か空のものを用意)
- 1〜2時間の空き時間(作成中はPCを操作しないのが理想)
- 電源が安定している環境(ノートPCの場合はACアダプター接続必須)
USBメモリは安いもので構いません。家電量販店やAmazonで32GBのものが1,000円前後で手に入ります。ただし、回復ドライブを作成するとUSBメモリ内のデータはすべて消えるので、既存のデータが入っているメモリは使わないでください。
それと大事なことをもう一つ。PCを購入したら、できるだけ早い段階で作成してください。購入直後が理想です。時間が経つとWindowsの状態が変化していくので、なるべく「クリーンな状態」のうちに作るのがベストです。
回復ドライブの作成手順(Windows 10/11共通)
タスクバーの検索ボックスに「回復ドライブ」と入力します。「回復ドライブの作成」が表示されるので、クリックして起動してください。ユーザーアカウント制御の画面が出たら「はい」を選択します。
この画面が表示されたら、「システムファイルを回復ドライブにバックアップします」にチェックが入っていることを必ず確認してください。ここのチェックを外すと、復元能力が大幅に下がります。チェックが入った状態で「次へ」をクリック。
32GB以上のUSBメモリをPCに接続します。接続したUSBメモリが画面に表示されるので、選択して「次へ」をクリック。「ドライブ上のすべてのデータが削除されます」という警告が出ますが、問題なければ「作成」をクリックします。
あとは待つだけです。PCの性能やUSBメモリの速度にもよりますが、おおよそ1〜2時間かかります。作成中は絶対にPCの電源を切ったり、スリープにしたり、USBメモリを抜いたりしないでください。途中で中断すると、USBメモリが使えなくなる可能性があります。
「回復ドライブの準備ができました」と表示されたら完了です。USBメモリに「回復ドライブ」などのラベルを貼って、なくさない場所に保管してください。引き出しの奥でも、ファイルボックスの中でも構いません。大事なのは「いざという時にすぐ見つけられること」です。
回復ドライブ作成時の注意点
手順自体はそこまで難しくありませんが、いくつか気をつけてほしいポイントがあります。
- 作成中にPCの電源を切らない・スリープにしない ── 途中で止まると最初からやり直し。最悪、USBメモリが壊れる
- 作成に失敗するケースもある ── USBメモリの不良、PCのディスクエラー、セキュリティソフトの干渉など。失敗した場合は別のUSBメモリで再挑戦
- 作成後に起動テストしておくと安心 ── 作成したUSBから実際にPCを起動できるか確認しておく。いざという時に「動かない」では意味がない
- 長期間放置しない ── 作成から何年も経つと、Windowsのバージョンとの差が大きくなる。可能なら1〜2年ごとに作り直すのが理想
本業でバックアップの運用をやっている立場から言わせてもらうと、「バックアップは取って終わりじゃない。リストアできて初めて意味がある」んです。回復ドライブも同じで、作っただけで安心せず、ちゃんと動くかの確認までやっておきましょう。
「リカバリーメディアはいらない」は本当?よくある疑問に回答
「リカバリーメディアなんていらないでしょ」「Windows標準の回復機能で十分じゃない?」という声も見かけます。ここでは、よくある疑問に一つずつ回答していきます。
- Windows標準の回復機能があるから、リカバリーメディアは不要では?
-
Windows標準の「このPCを初期状態に戻す」機能は、Windowsが正常に起動する場合にしか使えません。つまり、Windowsが起動すらしない深刻なトラブル(ブルースクリーンの無限ループ、システムファイルの致命的な破損など)には対処できないんです。リカバリーメディアや回復ドライブは、USBから直接PCを起動して復元できるので、まさに「Windowsが起動しない時の最終手段」として必要です。
- 購入後にあとからリカバリーメディアを作ることはできる?
-
ドスパラの有料サービスは基本的にPC購入時のオプションです。後から依頼する場合は店舗への持ち込みが必要になることがあります。一方、Windows標準の回復ドライブは、いつでも自分で作成できます。ただし、購入直後のクリーンな状態で作るのがベスト。時間が経てば経つほど、不要なデータやソフトが入った状態でのバックアップになるので、早めの作成をおすすめします。
- SSDを交換する予定があるなら絶対に必要?
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SSDを交換した場合、新しいSSDは空っぽの状態です。OSを入れ直す手段として、リカバリーメディアや回復ドライブは非常に役立ちます。もちろんMicrosoftのMedia Creation Toolを使ってWindowsのインストールメディアを自作する方法もありますが、その場合はドライバーのインストールや初期設定をすべて一からやり直す必要があります。手間を考えると、リカバリーメディアがあるに越したことはありません。
- ゲーミングPCでもリカバリーメディアは必要?
-
ゲーミングPCだからといって特別な違いはありません。ゲーミングPCだろうがビジネスPCだろうが、Windowsで動いている以上、ソフトウェアトラブルのリスクは同じです。むしろゲーミングPCは高額なだけに、トラブルで使えなくなった時のダメージが大きい。「高い買い物をしたからこそ、保険もしっかりかけておく」という考え方をおすすめします。
- 購入者の40%が利用しているのは、本当に必要だから?
-
ドスパラの公式データによると、店頭購入者の約40%がリカバリーメディア作成サービスを利用しています。この数字は「必要性を感じている人が少なくない」ことの裏付けではあります。ただし、残りの60%は付けていないのも事実。自分で回復ドライブを作れる方や、万が一の時はクリーンインストールで対応できる中〜上級者にとっては、必須ではないということです。大事なのは「何かしらの復元手段を持っておくこと」であり、それが有料サービスなのか自作なのかは人それぞれです。
元販売店スタッフが本音で語る「リカバリーメディアの価値」
最後に、販売店の裏側を知る人間として、リカバリーメディアの「本当の価値」について本音を書かせてください。
販売店時代、僕は正直、多くの有料オプションに疑問を持っていました。「この延長保証、本当にお客さんのためになってるのか?」「このセットアップ費用、ちょっとぼったくりじゃないか?」と。
でも、リカバリーメディアだけは違いました。
なぜか。「PCが起動しなくなった」と店に駆け込んでくるお客さんを、何十人も見てきたからです。
ある日、60代のご夫婦が来店されたことを今でも覚えています。「昨日まで普通に動いてたのに、急に画面が真っ暗で何も映らない」と。聞けば、リカバリーメディアはおろか、回復ドライブも作っていない。結局、修理預かりで1週間、費用は1万円以上。リカバリーメディアがあれば、その場で30分もあれば復旧できたかもしれないのに。
こういう光景を繰り返し見ていると、8,000円のリカバリーメディアが「高い」とは思えなくなるんです。
ただ、こうも思います。
自分で回復ドライブを作れる人にまで、有料サービスを強要するのは違う。
大事なのは「有料サービスを買ったかどうか」ではなく、「何かしらの復元手段を持っているかどうか」です。ドスパラの有料サービスでも、自作の回復ドライブでも、Windowsインストールメディアの自作でも、何でもいい。
問題は、「何も持っていない」こと。これだけはやめてほしい。
本業でインフラの面倒を見ていて確信していることがあります。バックアップがない環境で障害が起きると、被害は100倍になる。これはサーバーでも個人のPCでも同じです。
8,000円が高いと感じるなら、1,000円のUSBメモリを買って自分で回復ドライブを作ればいい。でも、「面倒だからあとでやろう」で放置するくらいなら、最初から有料サービスを付けておいてください。「あとで」は、大体やってこないので。



いいか、PC選びで一番大事なのは「買った後に困らないこと」だ。リカバリーメディアは、まさにその「困らないための備え」。迷ったら、備えておけ
まとめ ─ 結局リカバリーメディアは必要なのか?
この記事で伝えたかったことを、最後にまとめます。
リカバリーメディア(= PCを復元する手段)は、必要です。
ただし、「ドスパラの有料サービスが全員に必須」というわけではありません。大事なのは、自分のスキルと状況に合った方法で、復元手段を必ず用意しておくことです。
| タイプ | おすすめの選択 |
| PC初心者 | ドスパラの初期設定代行セット(約9,300円)を購入時に付ける |
| 中級者(自分で作れる人) | Windows標準の回復ドライブを自作する(無料+USBメモリ代) |
| 上級者 | Windowsクリーンインストールメディアを自作して対応 |
そしてもう一つ。リカバリーメディアはあくまで「PCのシステムを復旧するもの」です。個人のデータ(写真・ドキュメント・ゲームのセーブデータ等)は、リカバリーしたらすべて消えます。日常のデータバックアップ(外付けHDD・クラウドストレージ等)は別途必ず行ってください。
備えておいて後悔することはありません。でも、備えなくて後悔することは、必ずあります。
今日できることは、今日やってしまいましょう。









